取締役 Captain 伊藤 翔

コネヒト株式会社 取締役 Captain 伊藤 翔

コネヒトで叶えたいこと

あなたの希望が叶うことを証明する

これまでの経歴

技術者の枠を越え、現在はコネヒトの「キャプテン」として奮闘中

小さい頃からものづくりに携わる仕事がしたいと考えていました。その中で、慶應義塾大学在学中に社会学を専攻する傍ら、FlashやProcessingに触れる機会がありました。そこでプログラミングの楽しさと奥深さに触れ、技術の力で社会をより良くしたいと思い、ソフトウェアエンジニアを志しました。

大学卒業後はSIerで技術者としてのキャリアをスタートさせました。その後、Web系の開発会社やインターネットサービスを運営する事業会社を経て、2017年にコネヒトへ参画しました。参画後は主にママリのバックエンド開発を担い、2019年からCTOに就任しました。CTO在任中はTech Visionの策定や推進を行っていましたが、次第により広く技術の力を駆使することで事業やプロダクトを成長させていきたいと考えるようになりました。

CTOがその会社における技術者のキャリアの終着駅と見られることもありますが、僕はそうは思っていません。むしろ、僕が技術者として学んだことは、肩書にとらわれず、ユーザーの本質的な課題解決のために知的好奇心を絶やさないことであり、それが越境し続ける種になっています。そのため、CTO退任後はその時々で自分が最も価値を発揮したい・できる役割を選択し、現在は「キャプテン」として技術面にとらわれず、会社のビジョンや文化、プロダクトの担い手としてコネヒトをリードしています。

コネヒトという会社の魅力

ユーザーの顔がみえるビジョン

コネヒトは「あなたの家族像が実現できる社会をつくる」というビジョンの達成に向けて日々努力しています。このビジョンのKGIとして現在「希望の出生数と予定の出生数のギャップ数」を掲げていますが、コネヒトは少子化対策に取り組む会社ではありませんし、国全体の出生数を増やしたい会社でもありません。僕たちのビジョンのこだわりは、あくまでもユーザーである家族がありたいと願う家族像を叶えるために伴走し続けることだと考えています。

僕はユーザーインタビューの場で、たびたびユーザーの方から「ママリのお陰で暗い育児の毎日が明るくなりました」といった感謝の言葉をいただくことがあります。そして、そんな家族の声を技術の素として活用し、レコメンドエンジンなどをサービス実装した結果、ポジティブな声をいただいたこともあります。自分の書いたコードがプロダクトの向こう側にいるユーザーの方に役に立ったという経験は何事にも変えがたい喜びがあります。

だからこそ、ユーザーを裏切るようなことはしたくない、もっとユーザーとその家族が少しでも幸せになれることをしたいという気持ちがふつふつと湧いてきます。そんなユーザーの声が僕の原動力であり、ユーザーの声に向き合い続けることこそが「あなたの家族像が実現できる社会をつくる」というビジョンを実現するために最も必要なことだと考えています。そして、家族の声をたくさん集めてきたコネヒトならそれが実現できると信じています。

コネヒトが掲げるビジョンのような大きなことを成し遂げるためには、小さなことをひとつひとつ着実に積み重ねることでしか辿り着けないと信じています。そういった自分の価値観と重なるような、大義と手触り感が両立しているコネヒトのビジョンが僕は好きです。また、僕がコネヒトにコミットし続けているのは、ビジョンへの共感だけでなく、ママリを通じて出会ったユーザーの方へ恩返しをしたいという想いがあるからです。

ビジョン実現に向けてやっていくこと

面白い会社であり続ける

今後、ビジョンの実現スピードを加速させていくためには事業やプロダクトの非連続的な成長が必要不可欠です。その非連続な成長のための経営戦略を掲げることが僕のミッションのひとつです。一方で、様々な価値観が編み直され、物事の正しさが変わり続ける社会の中で、優れた戦略だけでコネヒトのような小さな会社が成長し続けることは不可能だと感じています。では、どうすればよいか?やはり僕は人とそこから生まれるエネルギーや文化を大切にし、育んでいくことが最も重要だと考えています。

コネヒトにはユニークなエネルギーを持つ人や文化が存在します。例えば、ユーザーからの問い合わせを担当者がすぐ解決できなかった時、多くのメンバーが自分の仕事を止めてでもその人をフォローし、たちまち解決に導いていく光景を幾度となく目撃してきました。また、業務で得た学びを積極的に外部へアウトプットする習慣が開発組織には存在します。これらの利他的な行動はリソース効率が悪かったり、競合にナレッジを渡すリスクがあったりと一見、悪手にみえるかもしれません。

しかし、僕はそうは思いません。みんなでひとつの仕事を完了させることは、フロー効率を高め、ユーザーへの価値提供スピードを向上させます。また、情報を水平伝播させることは業界を発展させることに繋がり、結果的に自分たちがその恩恵を受けることができます。だからこそ、僕はこういったエネルギーを持つ人を称賛し、このような文化の強度を高めるために「Affirm&Follow」というバリューやスマイル制度という仕組みに昇華してきました。

もちろん、働きやすさを追求することが目的ではありませんし、時には痛みに向き合うことも必要だと思います。それでも、僕は良い組織や文化の上に成り立つ事業やプロダクトには他では真似できない強さが宿ると信じています。だから、今後も人や文化への投資を絶やさず、面白いチャレンジをこれまで以上に積極的に行うことでビジョン実現に取り組んでいきます!