​高橋 恭文

執行役員兼ビジネス統括部部長

これまでの経歴について

僕はこれまで複数の会社で、BtoBtoCモデルのインターネットサービスのマネタイズ・ビジネス側の仕事をしてきました。軸にしてきたのは、「身の回りの幸せを広げたい」という想いで、ユーザーさんに提供する利便性などといったアセットを、どうビジネスに転換するかという仕事を一貫してやってきました。

原点にあるのは、幼少期から僕を不自由なく育ててくれた故郷への感謝の想いです。「不自由なく育つことができる環境」というのは、社会を知れば知るほど本当に特別でありがたいもの。その環境を作ってくれた故郷に恩返しをしたく、大学で自治行政を学び地元にUターン就職しました。

2001年フリーペーパーの草分け的存在である株式会社アルバイトタイムスに新卒入社。求人メディアを通じ、自分が生まれ育った街の雇用の活性化と情報の流通化に携わりました。雇用の増加と、仕事を探す方の満足度を肌に感じ、「故郷」という「身の回り」の幸せを生み出している仕事に携われていることに醍醐味を感じながらキャリアをスタートさせました。

その後「身の回り」という領域を広げたら、幸せがより広がるのではないかと考え、まずは首都圏に身を移し、2008年アルバイトタイムス内で外食/小売企業のHR支援事業の立ち上げを行い、就業機会提供からマッチング向上・定着化・戦力化領域に踏み込んでいきました。

次に、HR領域から軸足を外食企業が持っている恒常的な課題=売上向上にアプローチすべく、2010年より株式会社カカクコムでまだ草創期であった「食べログ」のマネタイズ領域の主幹として飲食店向け事業の販路構築・商品責任者を歴任。さらに、2014年Retty株式会社に身を移し、スタートアップフェーズの「Retty」のビジネス系第1号社員として入社。「Retty」のマネタイズの責任者として0→1、1→10を牽引してきました。

その後、2018年8月にコネヒトに入社し、2019年2月より執行役員としてママリユーザーが持つ熱量をビジネスと社会の影響に転換する仕事をしています。

コネヒトに入社した理由

もともとキャリアをスタートした時から、「50-60代は地元に貢献したい」と思い、きっとそれは「市政・首長として地元のために働くことを覚悟するのだな」と考え政治を志していました。いきなり政治というアプローチよりも、企業でビジネスマンとし働くことををあえて選んだのは、BtoBtoCモデルメディアと政治が構造が似ていると考えたからです。企業から得た税収を市民に還元すれば、より市民の生活が豊かになり、そして、企業の提供する商品の購買行動が増え、税収が増える。さらに市民に還元する。この「循環」がまさにBtoBtoCモデルであるなと。

40歳を迎え、転機を迎えます。地元の市長選挙が急遽行われることになり、立候補を具体的に検討する中で自分のこれまでの歩みを振り返ったり、街の人の声を聞くことを行いました。
これまでの歩みは、アルバイトタイムスでは「いい仕事を見つける機会を提供する」、カカクコム・Rettyでは「いいお店を発見する」いわゆる「プラスの機会・発見を提供する」「生活を豊かにする」ことは一定事業を通じて世の中に貢献できている実感がありました。

一方で、地元の若い方々と話をするにつれ「人の悩みに寄り添う」「女性」「家族」といった、人間本来の普遍的な領域、つまり「人生を支える領域」についてはあまり事業を通じて世の中に貢献できてきていなかったのでは?と。
市民にインターネットサービス事業を通じて提供した「便利さ」「機会を提供」すれば人が幸せになるというのは、いかに自分のエゴであったかを痛感させられました。街の方々が望んでいることは、日々の悩みに寄り添ったり、家族で変わらぬ日々を過ごせる「安心」「安全」であるのです。
これは「幸せ」を広げることってどういうことなんだろうという問いでした。人に対して「より幸せな人を増やす」仕事をしてきた僕は、「幸せと感じられていない」人を見過ごしてきたのではないかと…。そんなことを考えるようになりました。

そんなタイミングで出会ったのがコネヒトで、ママリだったんです。

僕がコネヒトを選んだ理由は3つです。

1. 「女性」「家族」といった時代を超えた普遍的な悩みを解決するインフラでありたいということ
2. 自分が当事者にはなりえない「ママ」という領域であれば、客観的に意思決定し長期的に「幸せ」を提供し続け世の中に貢献できるのではないかと思えたこと
3.「ママリ」という場が新ママ3人に1人が訪れる声の集まる場になっており、これを社会に届け世の中を支え続けることが政治と似ていると感じたこと
今年、来年、5年後ではなく、インフラになりたい、10年先の当たり前をつくっていきたい強い意志をコネヒトに感じ、10年、20年先の世の中に貢献できると感じました。
加えて、これまで僕自身がユーザーになり得るサービスで、自分の意識で事業を引っ張ることをやってきましたが、ママリの「妊娠、出産、子育て」という領域の当事者ではないからこそ、客観的かつ献身的に、「世の中にとって何が大事か」ということに向き合い意思決定し、事業を通じて世の中に役に立てると考え入社にいたりました。

仕事内容について

コネヒトでは、ユーザーの熱量と3人に1人が使うまでに成長した「ママリ」のブランドアセットを、社会の仕組みやビジネスモデルに変える仕事をしています。また、これまで、ユーザーであるママ主体でコミュニティ形成に努めてきたフェーズから、外に影響を与えていく会社のフェーズを次のステップに進める仕事をしています。

現在は、ビジネス領域の執行役員として組織と会社全体のビジネス面を見ています。

ママリは出産・育児サービスの領域でトップクラスのユーザー数/ユーザーの熱量がありながらも、まだまだビジネスとしてはこれからという状況です。経済評価が一定の世の中での存在感・重要度の評価とすると、社会性・公益性が高いママリ事業の経済的な評価を高めていくことが、家族というテーマの世の中の意識変化、土台に貢献に繋がっていくと信じています。

併せて、短期的な収益一義的でなく、メーカーはユーザーの声を聞きたいと思っており、ユーザーも声を届けることができるよう情報提供・購入の循環をよりスムーズに回すママリらしい三法よしのビジネスモデルを提供することを大事にしています。
そうすることで、結果的に10年先・20年先も社会に必要とされる事業でありつづけると思います。

ビジネス面以外においては、社会発信担当も兼務し、ママリに集まった声を行政や企業に届け、これから先の当たり前に影響を与える活動をしています。2018年度より「変えよう、ママリと」をスタートさせ、ユーザーの声を社会に届けはじめました。これからも安心安全を提供するママリに集まった想いを社会の仕組みに影響を与えるべく、活動の領域を拡げていく予定です。

今後チャレンジしていきたいこと

10年先、20年先の当たり前に影響を与えていく仕事を続けていきたいと考えています。日本の家族観は独特で、社会の変化に取り残された部分と、部分的に進みすぎた部分があるいびつな家族観があると思っています。残念ながら、まだまだ「出産・育児 = ママ」という捉え方がまだ大きく、ママではなく「家族」という単位でライフステージを捉えていけるような社会を作っていきたいと思っています。「結婚したら家庭に入らなきゃ」「子供がいるからキャリアを諦めなきゃ」「子供がいるからできないことが増えた」などといったマイナスの掛け算のイメージから脱却し、「家族」というものが、プラスの掛け算、良いレバレッジと捉えられる世の中にしていく、次の世代の当たり前を作っていきたいと思います。

そのために必要なのは、ママリが社会に与える影響力を増やすこと。ママたちが抱いている、政治や行政に対する諦め感をなくし、政治や行政が考えていることを丁寧に伝えていきたい。そうすることで、ママが今向き合っている課題を社会課題として捉えられるよう、社会のアジェンダを作っていき社会実装されるようになる。そんな循環を大きくしていきたいと思っています。

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