【セミナーレポート】子育て家庭の「買いたいタイミング」と「買わない理由」が分かるママリデータについて

新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請や緊急事態宣言が行われてから1年、生活者の消費行動や生活様式は大きな変化にさらされてきました。
内食需要の圧倒的な拡大や「おうち〇〇」のトレンドなど、さまざまな動きがありましたが、「収束後も習慣は以前のようには戻らない」と言われる中でそういったトレンドが果たして一過性のものなのか、それとも継続して生活者に受け入れられるものなのか、判断に困っているという声をメーカー様を中心によくいただくようになってまいりました。
今後も生活者に寄り添う商品・ブランドであるためにどのように価値とニーズを捉え、戦略に生かしていくのか。

そうした課題に対し解決のヒントをお伝えできるよう、日本最大のレシピサービス「クックパッド」と、子どもを出産したママの3人に1人(※1)が利用する女性向けQ&Aアプリ「ママリ」が共催セミナー「生活者ニーズの変化から商品価値を捉え直すこれからのコミュニケーション戦略とは?」を開催いたしました。

共催セミナーでコネヒト株式会社 プロダクト企画室 小椋 友季がお話した「あの検索が急増?コロナ禍で気をつけたい情報発信前の3つのポイント」の内容を一部ご紹介します。

※1:「ママリ」で2019年内に出産予定と設定したユーザー数と、厚生労働省発表「人口動態統計」の出生数から算出。

子育て家庭の「買いたいタイミング」と「買わない理由」が分かるママリデータ

ママリアプリ内の検索データやQ&Aデータから子育て家庭の悩みや困りごとを分析した「ママリデータ(※2)」の活用方法やコロナ禍で気をつけたい情報発信前のポイントを発表しました。

※2:妊活中・妊娠中・子育て中の女性に寄り添うコミュニティアプリ「ママリ」のデータ。会員数280万人、月間150万件の投稿があり、2019年に出産をした女性の3人に1人が利用しています。出産日を起点に、アプリ「ママリ」内における検索ワードの推移や投稿内容からそれぞれの家庭で抱えている悩みや話題を把握することが可能です。

「ママリデータ」は各社の課題にあわせ分析をしマーケティング施策に活用することが可能です。すでに活用いただいているマテル・インターナショナル株式会社(以下、マテル・インターナショナル)と富国生命保険相互会社(以下、フコク生命)の事例をご紹介しました。

マテル・インターナショナルでは、ロングセラー商品の「ジャンパルー」について、高い販売シェアと満足度を保っているものの、近年その割合がわずかに低迷する傾向がみられること、またその理由がわからないという課題に対し、「ジャンパルー」と競合製品の検索タイミングの比較やママリの投稿データから購買前にどういったところに不安を持っているのかを可視化。また、投稿データからはマテル・インターナショナルが定期的に行っているアンケート調査ではなかなか見えない内容もあり、セールスアプローチを変更されています。

フコク生命では、コロナウイルス感染症によって対面営業の機会が減少し、ウェブマーケティングの重要性が増したという背景からママリデータを活用し、学資保険の検索数からはどのタイミングでアプローチをすると効果的なのかが見えました。また、ママリの投稿データからはフコク生命社内で使用している言葉ではなく、ユーザーは別の言葉で会話や検索をしているというケースもわかり、ターゲットが想起して検索しやすい言葉の採用や、関心の高いコンテンツ作りに生かしていく予定です。

詳細のインタビューは下記よりご確認ください。
マテル・インターナショナル株式会社「その差1ヶ月!子育て家庭の『買いたい』タイミングと競合品への関心移行が見えた」 https://connehito.com/news/interview-mattel/
富国生命保険相互会社「加入訴求のタイミングは2度あった。コロナ禍でのマーケティングを効率化する月間400万回超の検索ログからの行動分析」 https://connehito.com/news/interview-fukokulife/

セミナー資料のお問い合わせ

共催セミナーで発表した資料にご興味がある方は下記までお問い合わせください。
お問い合わせ先:コネヒト株式会社 イベント事務局 event@connehito.com

コネヒトでは、「ママリデータ」を使ったビジネス支援を開始します。ママリデータの分析結果をもとに家族のお買い物に関する悩みが解決される商品・サービス〜売り場作りが広がる社会づくりに取り組んでまいります。